富士フイルム,レーザー内視鏡システムを拡充

富士フイルムは,内視鏡システムの光源に波長の異なる2種類のレーザーを用いた内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」用スコープの新ラインアップとして,快適で直感的な操作性を実現させたスコープ5機種を,11月7日より富士フイルムメディカルを通じて発売する(ニュースリリース)。

この製品は,波長の異なる2種類のレーザー光による病変観察が可能な内視鏡システムで,それぞれのレーザー光の発光比率を変え,さらに粘膜表層の微細な血管や粘膜の模様などを強調して表示する「Blue LASER Imaging (BLI)機能」や,画像の赤色領域のわずかな色の違いを見やすく表示する画像処理機能「Linked Color Imaging(LCI)」などにより,微小な病変の観察をサポート。特に早期がんに特徴的な粘膜表層の微細血管などの変化の観察で威力を発揮する。

今回発売するLASEREO用スコープ5機種は,ユーザビリティを追求したラインアップ。医師の内視鏡検査における手技を徹底的に分析し,各種操作ボタンの高さと位置を,片手ですべて操作できるように設計されている。

また,消化管内の体液などを吸引するボタンや,スコープの先端部を上下左右に操作できるアングルノブなどを直感的に操作できるようにした。これにより,これまで以上にスムーズな検査を実現し,検査時間の短縮と患者の身体的苦痛の低減に寄与するという。

下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP7」は,硬度調整ノブを回すとスコープ内部に組み込まれたコイルが伸縮し,軟性部の硬さを4段階で調整できる「硬度調整機能」を搭載。腸管の屈曲や形状に合わせてスコープの硬さを調整しながら進退させることができるため,スコープ先端部を大腸の深部まで挿入しやすい。

さらに,高い弾発性を持つ素材を採用することで,医師が操作部をねじった時に,手元の力が先端部まで伝わりやすくなった「高追従挿入部」と,腸管壁のカーブに沿ってスムーズに曲がり,カーブ通過後はまっすぐに戻りやすい「カーブトラッキング技術」との組み合わせにより,屈曲部が多い大腸へのよりスムーズな挿入をサポートする。

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