岡山大ら,穀類害虫のLEDトラップを開発

岡山大学,ベンハー芙蓉,富士フレーバーらの共同研究グループは,貯蔵穀類の大害虫であるタバコシバンムシが,紫外領域(375nm)のLEDの直射光に最もよく反応することを実証。LEDと既存の性フェロモンの効果を組み合わせることで捕獲する新型の害虫誘殺トラップの開発に成功した(ニュースリリース)。

タバコシバンムシは,貯蔵中の穀類に大きなダメージを与える世界的な害虫で,化学農薬に対しては抵抗性が発達している。また,モニタリング用の性フェロモンは存在しているが,オスしか誘引できないために,完全に増殖を防ぐことができない。

今回,研究グループは,タバコシバンムシの雌雄を特異的に誘引できる波長と光特性を有した LEDと,性フェロモンの効果を組み合わせたタバコシバンムシ誘殺トラップの開発に取り組んだ。

開発した新型の誘殺トラップはLEDの効果により例えば,食品工場内の複数個所に設置することで,タバコシバンムシの発生スポットを特定できるとともに,これまで誘引ができなかったメスのタバコシバンムシも捕獲できるため,格段に効率的な防除・管理が実現できるという。

研究グループは,小麦・米・大豆・菜種などを材料として使った米食品・製パン工場・乾麺工場・菓子工場・などの食品工場や食品ストック倉庫などにおいて,タバコシバンムシの発生スポットを特定でき,従来より格段に効率的な防除・管理が実現できると見込む。

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