NEDO,研究開発型ベンチャーの新たな支援事業を開始

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,事業会社と連携して共同研究等を行うな研究開発型ベンチャーを支援する新たな事業を開始する(ニュースリリース)。

これまでNEDOは,日本のベンチャー・エコシステムの構築を目指し,シード期の研究開発型ベンチャー支援制度を拡充してきており,TCP,起業家候補支援事業,シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援と資金獲得フェーズに合わせた支援により,シード期の技術開発支援と民間のリスクマネーへのシームレスな橋渡しを同時に進めてきた。

シード期の死の谷を乗り超えたベンチャーが,その後自律的なイノベーション・エコシステムの構築に資するためには,産業界とのマッチングが必要不可欠となる。

昨今,多くのマッチングイベント等が行なわれている一方で,資金力に大きな違いのある事業会社とベンチャー企業のマッチングは,必ずしも容易ではない。ベンチャー企業側の資金不足によりコア技術開発に注力できないことに加え,事業会社側の資金負担が大きくなる等の理由で,共同研究等に至らない場合も多いという。

そこでNEDOは,研究開発型ベンチャー(SCA)と事業会社の連携の接点となる共同研究等を新たな事業で支援し,その連携を促進することにより,研究開発型ベンチャーの事業化の加速,ベンチャー・エコシステムの強化を目指す。

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