機械総合商社のヨネイは,ベルギーの可視化ソリューション企業であるバルコがリリースしたリアプロジェクターの新製品「ODL-721」の取り扱いを開始する。
新製品は,世界初のダイレクトレーザー方式を採用した70インチのレーザー・リアプロジェクター。解像度1,920×1,080,スクリーン寸法1,550×872mm。従来のLED光源方式に対して2倍の明るさと,EBU比140%の色再現性を実現した。
大画面ビデオウォールを構築することでマルチモニタに対応。24時間365日の運用が前提で,冗長性のある設計が求められる各種設備のコントロールルームでの情報共有向けとして販売する。
従来のレーザー・リアプロジェクターは蛍光ホイールを利用するタイプで,蛍光体の劣化による短寿命が課題だった。ランプ光源を採用した初期のリアプロジェクターは,保守用のランプが常備されていたが,近年ではLED素子を用いた光源により保守コストの低減が図れている。
今回採用したダイレクトレーザー方式では,連続10万時間(※エコモード設定)の運用に耐えられる設計で,LED光源タイプに対して大幅に性能を改善。また,消費電力対LED比25%減を実現した。長寿命化と合わせて,導入後の運用コストを大幅に削減できるとしている。