ニデックら,人工視覚システムの公募に採択

ニデックと大阪大学が共同研究開発を進めている,「網膜色素変性症」に関する医師主導治験が,日本医療研究開発機構(AMED)が公募した平成28年度「医療機器開発推進研究事業」に係る公募(1次公募)に採択された(ニュースリリース)。

この治験は,現時点ではまだ有効な治療法がない「網膜色素変性症」について,電気刺激で神経を機能させることで視覚機能を回復・補助する人工網膜の医師主導治験。

公募のテーマは「進行した網膜変性症に対するSTS型人工網膜装置の医師主導治験」。同社の役割は「体内装置の耐用年数の加速試験による検証。治験用人工視覚システムと周辺機器の製作」となっている。

その他関連ニュース

  • 慶大,光遺伝学に視覚再生と網膜変性の保護効果確認 2023年10月17日
  • 産総研,視覚から物体間に働く力を想起するAI開発 2023年10月04日
  • 島根大ら,生体の視覚機能を模倣した撮像技術を開発 2023年09月27日
  • 生理研ら,光応答に働く新たな脂質分子を発見 2022年10月13日
  • OIST,網膜神経節細胞の生存に必要な遺伝子を特定 2022年03月23日
  • 総研大,アゲハの光応答を明らかに 2022年02月08日
  • 京大ら,早産児の注意切替をアイトラックで調査 2022年01月12日
  • 阪大ら,発達障害関連遺伝子の視覚への影響を発見 2021年12月08日