大手コンサルティング会社で活躍してきた著者が,長い経験で得てきた事業開発におけるコツを披露します。事業開発に関連してほんの少しの注意で成果が劇的に変化する可能性に注目した連載です。

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やってりゃ良かったあのテーマ

やってりゃ良かったあのテーマ

(昔は光造形,今は3Dプリンタ) 最近3Dプリンティングと呼ばれている技術は,以前,光造形と呼ばれていました。アイデアは,多分,日本発だと思います。材料や光源技術も未熟でしたし,形状に関するデータ処理技術も不十分でした。 […]
理系についての迷信

理系についての迷信

(根強い思い込み) 90%の人が文系の組織に所属したことがあります。営業支援を主務とする組織でした。メンバーは社歴が20年,30年のシニアが中心でした。毎週月曜の午前中に行われる連絡会で,文系出身者が理系について迷信を持 […]
独創から群創へ

独創から群創へ

(事業開発成功の条件) 成功した事業開発には3つの共通点があります。1つ目は、優れたリーダの存在です。製造業では、プロダクトチャンピオンとも呼ばれます。事業として成功する前段階では、アイデアジェネレータとも呼ばれます。 […]
可視化のジレンマ

可視化のジレンマ

(詐話師) 詐欺師の一種を指す詐話師という言葉があるそうです。日本語の教養が豊かなお客様から伺ったことがあります。私が勝手なことを気持ち良さそうに話していたのではないでしょうか。私についてのお叱りのお気持ちもあったように […]
誤解なさっているかも知れない,化学企業のマーケティング力

誤解なさっているかも知れない,化学企業のマーケティング力

(弱いと思っているマーケティング力) メーカが抱える数多くの課題の1つにマーケティング力の強化があります。私の個人的な経験の範囲ですが,特に化学企業の方からは,「うちはマーケティング力には自信がある」といったお言葉を聞い […]
もったいないプレゼンテーション

もったいないプレゼンテーション

(日本人は不得手といわれるプレゼンテーション) 調査やコンサルテーション業務では,営業活動や報告会で,プレゼンテーションが重要な役割を果たします。ところで,よくいわれることですが,一般的に日本人より欧米人の方がプレゼンテ […]
調味料としてのノンバーバルコミュニケーション

調味料としてのノンバーバルコミュニケーション

(言葉の役割) 言葉は情報を伝えるだけでなく,伝えないためにも使われます。その結果,仲間内だけで伝わる言葉が工夫されます。このようなことでよく話題になるのが鹿児島弁です。長い時間をかけ少しずつ変化していったような感じがし […]
本当のことを言うのが難しい場合

本当のことを言うのが難しい場合

(専門性の高い方が責任を持つ) インフォームド・コンセントという言葉があります。日本では医療行為に対して使われることが一般的なようです。しかし、元来は法的な契約全般に関係する言葉です。例えば、分かり難い金融商品の契約に関 […]
「私は,技術のことは何にも分からないんだよ」

「私は,技術のことは何にも分からないんだよ」

(大学の先生に何度か言われたこと) 専門家と呼ばれる人は誰でも,自分の専門性には誇りを持っています。特に大学の先生方はそうです。だから,その方の専門性に直接関係する発言をするときには注意が必要です。基本的に質問は大丈夫で […]
コミュニケーションの感情的な側面

コミュニケーションの感情的な側面

(踏み絵のようなギャグ) ある企業の役員の話です。結構つまらないギャグを頻発します。また,つまらない出来事に妙に感激し皆に紹介します。自分のギャグや自分にとって感激した事象を紹介する場合は,普段は聞かれないような奇妙な笑 […]