光導波路による尤度算出デバイス~光パケット識別技術をめざして~ 1. はじめに 尤度とは「もっともらしさ」を表す言葉である。したがって,尤度算出デバイスはもっともらしさを計算する装置だといえる。これを光導波路にて実装したものが本稿で紹介する技術である。 もう少し正確に伝えてみよう。本 […] 2023年06月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第88回 著者:東京工業大学 相川 洋平
ビスマス系III-V族半導体半金属混晶の結晶欠陥制御に基づく光学・テラヘルツ両デバイス 1. はじめに 筆者は,光学分野というよりは,結晶工学や電子・電気材料工学を主に専門とする研究者である。しかし,学部卒業研究以来取り組み続けているビスマス(Bi)系III-V族半導体半金属混晶(以降,Bi系III-V族半 […] 2023年06月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第87回 著者:広島大学 富永 依里子
励起錯体アップコンバージョン型有機EL開発と乾電池1本の超低電圧駆動 1. はじめに 有機ELまたは有機発光ダイオード(以後OLED)1, 2)は近年盛んに研究開発が行われ,一般家庭においても普及が進んでいる。従来の液晶ディスプレイに比べて高コントラストやフレキシブル性を持つ点から徐々に置 […] 2023年06月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第86回 著者:富山大学 / 東京工業大学 森本勝大 / 伊澤誠一郎
先端ナノ光構造を用いた高感度バイオセンシング 1. はじめに 治療医療から予防医療への転換が進む昨今において,高感度バイオセンシング法の需要が一層高まりつつある。疾病由来の生体分子(バイオマーカー)を従来よりも高感度に検出することによって,疾患の超早期発見が可能とな […] 2023年03月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第85回 著者:徳島大学/(国研)理化学研究所 矢野 隆章
次世代ウェアラブルのための皮膚表面の光制御 1. はじめに ウェアラブルデバイスによるパーソナルヘルスケアは、予防医療や遠隔医療を実現することができるため、パンデミックや高齢化の進行する現代社会において非常に重要である。現在までに腕時計型や指輪型などのウェアラブル […] 2023年01月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第84回 著者:東京大学 松久 直司
放射線耐性に優れた宇宙用太陽電池に向けて:III 族窒化物太陽電池の可能性 1. はじめに 人工衛星や宇宙探査機など,宇宙空間において自律的に運用される機器類において,太陽電池はエネルギー供給源として必須のサブシステムである。宇宙機器は宇宙空間へ輸送して用いるという特殊な利用条件があるため,大き […] 2022年12月27日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第83回 著者:工学院大学 屋山 巴
メタマテリアル熱電変換 1. はじめに 熱電変換は,物体両端の温度差を起電力に変換するゼーベック効果に基づき,熱エネルギーを電気に変換する機構である。素子の両端の温度差が維持される限り恒久的に電力を生み出すため,メンテナンスフリーなエネルギー源 […] 2022年11月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第82回 著者:東京農工大学 久保 若奈
光周波数コムを用いた光フェーズドアレイ 1. 背景 近年3D Lidarやレーザープロジェクタの光源として光フェーズドアレイの開発が行われている1, 2)。電波の領域で広く用いられているフェーズドアレイアンテナとは,アンテナアレイの各素子から位相制御された電 […] 2022年10月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第81回 著者:電気通信大学 加藤 峰士
幅広い応用が期待される赤外光ファイバーセンサーを目指して 1. はじめに 赤外吸収分光を利用した成分検出は,微量分子の存在を直接的に観測するため,高感度で高速なセンシング手法といえる。赤外吸収分光を利用した分子構造解析や環境モニタリング,危険物の遠隔検出,生体計測,医療診断な […] 2022年09月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第80回 著者:核融合科学研究所 上原日和 秋田県立大学 合谷賢治
流体計測画像におけるノイズ減算 1. はじめに 航空機,鉄道車両の空力設計において,飛行時・走行時の機体・車体の周りの空気の流れを適切に把握することは重要性が高い。特に物体表面に生じる圧力分布を知ることは非常に重要である。近年では,計算機の性能向上に […] 2022年08月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第78回 著者:早稲田大学 松田佑