リコーら,AI外観検査サービスの共同実証を開始

AI開発のRidge-iとリコーは,Ridge-iの強みである画像AI解析技術と,リコーの強みである撮像・光学技術を組み合わせ,共同開発した「AI外観検査サービス」の本格展開に向けて,共同実証に参加する先行ユーザーの募集を開始する(ニュースリリース)。

製品や生産物の色ムラ・傷・形状といった外観の検査や異物検査の多くは,いまだに現場の作業者の目視検査に多くを頼っている。

近年,これらの検査にかかるコストに加え,人手不足に伴う熟練工の確保難が業界の大きな問題となるなかで,外観検査システムの導入による自動化・省力化が課題となり,特にAIを活用した画像解析による精度の高く,現場で運用しやすい外観検査の実現が期待されている。

一方で,これまで外観検査のシステム化に向けた可能性検証は,相談段階から現場で行なうケースや専門の施設に対象物を持ち込んで行なうケースが多く,手間とコストが掛かるため,中小企業や地方の企業では敷居が高く,普及が進んでいない。

今回,両社が開発し,共同実証を始める検査サービスは,全国の中小企業の生産性向上を支援するもの。今回の共同実証開始にあたり,リコーは日本全国の顧客から,AI外観検査の導入の相談を受け付けるWebサイト「リコーAI画像検査ラボ」を開設した。

このWebサイトは,AI外観検査サービス導入の可能性検証をより手軽に行なえるようにしたもので,実施したい検査内容や対象物の写真データをWebサイトに登録してもらい,相談を受け付ける。

外観検査を実施できる可能性が高いと判断した場合は,実際の対象物を送付してもらい,現物での検証とAI解析を行なった上で,簡易レポートの作成・提供までを無償で実施する。これにより,実業務へのAIによる外観検査の導入を加速していくという。

両社は,2019年4月に資本業務提携契約を締結し,Ridge-iの強みである画像AI解析技術とリコーの強みである光学技術を組み合わせ,外観検査の省力化・自動化を支援するサービスの提供を目指す。特にこれまで導入が難しかった中小企業や地方の企業の顧客に対し,今回のサービスとして提供することで,日本の製造業や農業をサポートしていくとしている。

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