3月半ば頃,英国大衆紙・デイリーメールのウェブ版に,効率の良い常温核融合が実現されたとの記事が出ていました。相前後して米国・コロラド州立大のホームページにも同じ内容の記事がアップされ,また本年7月になってPhotonics Spectraでもこの件が取り上げられています。重水素Dに置換されたポリエチレンのナノコラム(林立している)に1 J程度のfsレーザーパルスを照射したところD-D核融合反応が生じて超短中性子バーストが観測された,と云うものです。1 Jの入力に対して200万個の中性子が発生したとのことで,平板型ターゲットの場合に比べナノコラム型とすることで500倍の発生効率が得られたそうです。
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