対数の発明とその世界

“見える化”などと呼ばれるように,或る現象などをグラフに描くことでイメージが湧いてきます。例えば,対数グラフに描かれた「ムーアの法則」などは一目瞭然で“なるほど”と思わせます。それにしても,そのような“対数”を考え出したのも凄いことです。又,その対数に対応した状態などが自然界の中に存在しているのです。今回はそんな世界を覗いてみました。

対数の概念は16世紀の人達によって創られました。ドイツの数学者でイエナ大学教授ミハエル・シュティーフェル(1487-1567)が1544年に著した『数学体系』の中に等比級数/等差級数の記述があり,そこで少しだけ対数のイメージに触れています。更に,その内容を知らずに対数の具体的な概念を創り上げ,計算手法を考案する人達が現れます。

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