9. 反射屈折望遠鏡
反射屈折望遠鏡と言うと奇妙に聞こえるかもしれないが,これは,反射光学系と屈折光学系を両方備えた望遠鏡のことである。反射望遠鏡でも接眼レンズを使うが,これを屈折光学系に含めないことは,言うまでもない。実像を作る部分の話である。
前回,反射望遠鏡の主鏡は,球面収差を除去するために放物面にする必要があることを説明した。しかし,放物面は,球面に比べ,加工も検査も難しくなる。そこで,放物面を使わずに結像をよくする方法が考えられた。
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