1. はじめに
筆者は,2015年1月(No. 397)より,前号(No. 422)まで,26回にわたって,米国の光学会の一つであるOSA(Optical Society of America)が製作した「Optics Discovery(ひかり発見)」という教材を使った実験の解説を行ってきた。OSAは,昨年,創立100周年を迎え,それを記念して,「Explorer Optics(ひかり探検)」という新しい実験キットを製作した。この実験キットには,半導体レーザーが含まれており,実験内容も全体的に「ひかり発見」よりも高度であるので,特に記載されていないが,対象年齢は,「ひかり発見」が10歳(小学校5年生)以上を対象していたのに対して,中学生以上くらいを対象としていると思われる。
この実験キットも,国内では,オプトロニクス社から販売されている。
2. 実験内容
2.1 実験キットの構成
この実験キットには,以下の8つの部品が含まれている(図0.1)。
・分度器
たぶん,これらの項目の中には,何を意味するのか分からないもの,あるいは,何に使うのかわからないものが含まれていると思う。これらを使ってどのような実験をするのかは,その時のお楽しみである。
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