黄金比

図1 国連切手に描かれた「ウィトルウィウス的人体図
図1 国連切手に描かれた「ウィトルウィウス的人体図

“黄金比”はデザイン的にも美しいとされる比率で,安定感を感じさせるその比は1:1.61803398…になります。身の回りの名刺や定期券,クレジットカード,国旗などにも使われている黄金比ですが,今回はその世界を発見と発明の側面から追ってみました。

黄金比は古代ギリシャのユークリッドの著書にも書かれ,ギリシャ文字のφで表されます。そして,エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿,更にミロのビーナスなどにもこの比が潜んでいるのです。又,レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)の話も良く知られていますが,中でも1487年頃に描いた「ウィトルウィウス的人体図」(図1)が有名です。

紀元前のローマで建築家として活躍していたマルクス・ウィトルウィウス・ポッリオ(B.C.80頃〜B.C.15頃)は人体の比率を建築様式の原理に当てはめようとして,著書の中で理想的な人体の構図を論じているのです。ダ・ヴィンチはその書から人体に隠される黄金比に共感し,後に描く絵画の中にもその構図を使っていたようです。

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