2. 光コムとは
光コムとは,光周波数/波長領域上では多数の狭線幅光周波数モード列が等間隔で櫛の歯状に立ち並んだ離散的マルチスペクトル構造を示す一方で,時間軸上では超短パルス列を示す1, 2)。特に,超短光パルス列の繰り返し周波数frep(光周波数/波長領域ではコム間隔),超短パルスのキャリアとエンベロープのオフセット周波数fceoを,非常に正確な周波数標準(原子時計など)に同期することで,極限的な正確性や精密性を持った光源(光コム)が実現できる。光コムの代表的な特徴を下記および図1に示す。
4. パルスと別のパルス,あるいは2台の光コムパルス列の干渉について,非常に長いコヒーレンス時間(>数秒)を実現可能
5. 各コムモードの絶対光周波数を下記の式で一意に決められる。ただし,nはコムモード番号である。
10. 各コムモードの強度が安定している
光コムの特徴を活用することで,光コムを用いた革新的な精密計測が実現できる。本稿では,主に光コムの特徴を用いた機械的動作のいらない偏光計測への応用と,強度と位相を同時に計測可能な共焦点光学顕微鏡計測への応用について概説する。





