操作で進める理解の共有

(情報だけでなく理解も共有)

チームでの業務の場合,情報の共有が必要です。昔から「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)」ともいわれ,情報共有化の重要性が主張されてきました。共有化に使える各種の情報機器や仕組みも豊富化され便利になっています。

共有した情報についての「理解」も共有すべきとの主張があります。確かに,情報を共有できても。その情報についての理解がバラバラでは問題です。チームワークの発揮も期待できません。

(共有が難しい理解)

理解の共有は,表現としては情報の共有と似ています。しかし,実行する難易度は大きく違います。例えば,余程特殊な場合でなければ,共有された情報には曖昧さが含まれます。曖昧さがあっても情報としては共有できます。しかし,理解はバラバラです。

科学技術的な実験結果として得られた情報でも,曖昧さが含まれることはあります。そのため,ある実験の成功失敗の判断も関係者間で異なることも起こります。科学技術的な分野でもそうですから,政治・経済的な事項についての理解の共有は益々困難です。

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