光技術総合展示会「interOpto-光とレーザーの科学技術フェア」で,デルフトハイテック【可視化技術フェア No. E-27】は,2種類のSWIRカメラを展示する。
短波長赤外(SWIR)センサーは,半導体の内部欠陥を確認や,樹脂素材の内容物の撮影など,検査用途で広く用いられている。
「Alvium SWIRカメラ」はソニー製のセンサーを搭載。高画質かつ高速なフレームレートを実現しつつ,400nm~1700nmまでの可視光とSWIR領域を1台のカメラで撮影できる。
小型,軽量,省電力,低コスト設計のため,組み込みシステムやマシンビジョン向けのOEMシステムの構築にしており,農業,鉱業,太陽電池検査,医療など,さまざまな産業でのドローンや携帯型機器に最適だとしている。
「Goldeye SWIR」カメラは,可視光を超えた波長域を非常に高いフレームレートで捉え,低ノイズで高線形性とダイナミックレンジを備えた画像を取得する。1.7μm以上の波長の検出に優れ,1.9μmおよび2.2μmまでの波長を高量子効率で捉えることができる。
センサー温度安定化機能と,包括的なオンボード画像補正・最適化機能を搭載しており,環境によらず安定した特定のスペクトル特徴を鮮明に可視化し,優れた画質を実現するとしている。