シリコンウエハー世界出荷面積,2025年に急回復へ

米SEMIは10月21日(米国時間),SEMIの年次シリコンウエハー出荷面積予測において,シリコンウエハーの世界出荷面積が,2024年は前年比2%減の121億7,400万平方インチとなった後,2025年には10%増の133億2,800万平方ンチへ急回復する見込みであることを明らかにした(ニュースリリース)。

シリコンウエハーの力強い成長は,AIおよびアドバンストプロセスからの需要増大に応じた世界的なファブ稼働率の改善により,2027年まで継続すると予測する。これに加えて,アドバンストパッケージングおよび広帯域メモリ(HBM)の新たなアプリケーションからのウエハー消費拡大が,シリコンウエハーの需要を押し上げている。

こうしたアプリケーションとしては,仮/永久接合キャリアウエハー,インターポーザ―,チップレットのデバイス分割,メモリ/ロジックアレイ分割がある。

シリコンウエハーは半導体の基本材料であり,半導体は,コンピューター,通信機器,家電をはじめとするあらゆるエレクトロニクス関連製品において極めて重要な部品。シリコンウエハーは,高度な技術で作られた薄い円盤状の素材で,最大300mmまでの様々な直径で製造されており,ほとんどの半導体デバイス(チップ)の基板材料として使われている。

その他関連ニュース

  • JEITA,デジタル化進展で電子情報産業は堅調と発表 2024年12月19日
  • 半導体製造装置市場,前後工程共に好調で最高額更新 2024年12月09日
  • 半導体製造装置,AI普及で19%増 24年第3四半期 2024年12月03日
  • 2025年,スピントロニクス世界市場規模は5,990億円 2024年11月27日
  • 世界半導体製造産業,2024年第3四半期に力強い成長 2024年11月22日
  • ペロブスカイト太陽電池事業化の将来展望を明らかに 2024年11月15日
  • 2024年Q3世界シリコンウエハー出荷面積,6%増加 2024年11月14日
  • 2023年,3Dプリンタ材料の世界市場規模は24.9%増 2024年10月25日