オーストリアams OSRAMは,デザインと機能性を融合する「ALIYOS LED-on-foilテクノロジー」を発表した(ニュースリリース)。
この製品は,透明でフレキシブルな形状の薄型基板上にLEDを実装することが可能だという。
この手法は,同社のALIYOSテクノロジーと,LEONHARD KURZのインモールド装飾(IMD)技術およびファンクショナル・フォイル・ボンディング(FFB)技術を組み合わせたもの。FFBポストモールドのホットスタンピング工程において熱と圧力を加えることで,ALIYOS LEDフォイルはカバーの裏に組み込まれるとしている。
IMDによる表面装飾と組み合わせることで,デザインの自由度が生まれ,これまで難しかった表面から光を生み出すデザインが可能になり,車載照明に新たな可能性をもたらすという。
FFBおよびIMD技術により装飾性を高めたALIYOSのデモ機は,4つの異なる超薄型照明パネルが搭載され,それぞれが独特の表面デザインと照明効果を表現しているという。1パネル上に32分割された点灯や明暗指定が可能な赤色のセグメントを備えており,光のパターンを作り出し,自動車の内装照明と外装照明の美しさと機能性に働きかけるとしている。
オフにすると光源は見えなくなり,オンにしたときに「light out of nowhere」の効果を生み出すとしている。同社は,最新の業界トレンドに応える選択肢を自動車のデザイナーに提供するという。