NSGと松竹,透明LEDビジョンの試験放映を開始

日本板硝子(NSG)と松竹は,銀座松竹スクエア(築地松竹ビル)において,NSGが提供するガラス建築の屋外広告媒体化サービス(GLASS NODE)の初めての事例となる「東銀座スクエアビジョン」の試験放映を本年8月1日より開始すると発表した(ニュースリリース)。

このサービスは,ガラス張りの建物のガラス面(カーテンウォール)を利用して透明LEDビジョンを貼り付け,広告媒体化するもの。街の景観に配慮しながら既存のガラス面を有効活用することができるだけでなく,フィルム状のLEDビジョンの透過性により,窓面に浮かび上がったように見える立体的でインパクトのある新たな映像表現を提供するという。

今回設置する透明LEDビジョンは,縦約5m,横約10mの大きさで,ガラスカーテンウォールに直接貼付するタイプとしては,国内最大だとしている。

また,このサービスは,NSGグループの新規事業開発に関する試験的取組みの一環であり,ガラスメーカーの知見を活かし既存ガラス建築に最適な設計,施工やメンテナンスを提供できる強みと屋外広告モデルを組み合わせることで,これまでにない新たなサービスを提供するという。なお,この放映(サービス開始)は今年10月を予定している。

銀座松竹スクエア(築地松竹ビル)は,銀座と築地の中間地点に位置し,多くの人々が行き交う晴海通り沿いに面した商業施設,オフィス,レジデンスからなる大規模複合ビル。設計は三菱地所設計,隈研吾建築都市設計事務所が携わり,全面ガラス張りの大きな正面エントランスが特徴。

両社は,銀座松竹スクエアの特長を活かし,東銀座・築地エリアにマッチした情報発信機能を強化すると共に,デジタルとガラス建築の組合せから生まれる新たな体験価値の創造に挑戦していくとしている。

■試験放映概要
期間:2024年8月1日~2024年9月30日(毎日9時~21時)
内容:協賛頂いたスポンサー各社の広告など
※試験放映の期間,内容は予告なく変更する可能性がある。

■銀座松竹スクエアについて
住所:東京都中央区築地一丁目13-1
日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅 徒歩2分

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