PXPら,曲がる太陽電池で研究開発プロジェクト採択

PXPと東プレは,神奈川県の令和6年度事業「2050年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトに採択されたと発表した(ニュースリリース)。

このプロジェクトでは「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開発」と題したテーマで,超軽量・薄型・高耐久でどこにでも貼り付け可能な次世代太陽電池システムの開発をPXPが,断熱性能の高い省エネ型低温物流システムの開発と実証実験を東プレが担うことにより,幅広い貨物車に簡便に搭載できる「低温物流GX技術」を開発するという。

この技術は,小型な可搬式の低温物流システムや,据え付け型の一般的な低温物流システムへの適用が可能であり,国内の5%程度に適用されただけでも,数十メガワットを超える次世代太陽電池の導入と,年間数十キロトン以上の温室効果ガス削減が見込まれるという。

また,一般的な非低温の物流においても,この技術により燃費改善効果が期待できるため,広く物流業界全体に波及する可能性を秘めているとしている。

その他関連ニュース

  • 産総研,CIS型薄膜太陽電池の光電変換効率を向上 2024年11月13日
  • NTTら5社の提案,NICTのBeyond 5G基金事業に採択 2024年10月24日
  • 産総研,ペロブスカイトPV自動作製システムを開発 2024年10月03日
  • 阪大ら,緑色光を発電に用いる有機太陽電池を開発 2024年08月29日
  • 【解説】機械学習×ロボットが,研究者を単純労働から解放する 2024年08月19日
  • NIFSら,ナノ秒紫外レーザーでPVにナノ構造を形成 2024年07月11日
  • 東京都港湾局と東芝,ペロブスカイト太陽電池を検証 2024年07月01日
  • 【解説】伸縮可能な太陽電池が衣服を電源化する? 2024年07月01日