シャープは,高性能タッチパネルによる快適な書き心地を実現し,セキュリティ対策と省エネ性能も追求した4Kタッチディスプレー「BIG PAD」のフラッグシップモデル3機種(86V型,75V型,65V型)を発売すると発表した(ニュースリリース)。2024年4月上旬に発売予定。
新製品は,高性能な赤外線方式タッチパネル「InGlass」を採用した。大型タッチディスプレーで用いられる一般的な赤外線方式よりもパネル表面近くでタッチポイントを検出するため,狙った位置へ高精度な書き込みが可能。タッチペン使用時に手の一部が画面に触れてもペン先のみを検出するパームリジェクションにも対応し,快適な使用感を実現した。
また,機密情報を多く扱う企業・機関での使用を想定したセキュリティ対策も充実。あらかじめアクセスを許可した機器のみをネットワーク接続できるLAN認証規格に準拠している。高レベルの情報セキュリティネットワークを構築している環境にも導入できるという。
意図しない設定変更を防止する管理者パスワード機能のほか,本体内部に保存された操作ログやユーザー設定,ネットワーク設定といった情報の暗号化にも対応した。
さらに,省エネにも配慮し,周囲に人が居ないときに表示をオフにするモーションセンサーと,周囲の明るさに応じてバックライトを調整する明るさセンサーを搭載している。2種類のECOセンサーで消費電力を削減するという。
また,横置きだけでなく,縦置きや上向き斜めなど多様な設置に対応している。画面の額縁の厚みを抑えたフラットなデザインで水平上向きで使用する場合や,新製品を複数台並べて使用する際にもスタイリッシュに設置できるという。