三菱ガス化学,レンズモノマー設備新設と販売を開始

三菱ガス化学は,同社四日市工場(三重県四日市市)内における眼鏡レンズ向けプラスチックレンズモノマーの製造設備新設および四日市工場浪速製造所において製造するバイオマスレンズモノマーの販売開始が決定したと発表した(ニュースリリース)。

レンズモノマー「IURESIN」は眼鏡レンズ業界において最高屈折率分野である超高屈折率材料として,主に屈折率1.74の眼鏡レンズに広く使用されており,世界最大のシェアを誇っているという。近視,特に強度近視人口の増加により需要が増加しており今後も順調な市場拡大が見込まれているとしている。

これまで同社では浪速製造所において製造を行なってきたが,成長する眼鏡レンズ市場の需要にこたえるため,四日市工場に新規製造設備を建設し,2026年内の営業運転開始を予定しているという。

また既存の浪速製造所においては,MGCグループ環境・安全基本方針の一つである「環境負荷の削減と持続可能な社会発展への貢献」のもと,植物由来の原料を使用したバイオマスレンズモノマーの製造を開始,新ブランド「Episleaf」として2024年からの販売を計画している。

その他関連ニュース

  • 浜ホト,光半導体製造後工程の新工場が竣工 2025年03月28日
  • 浜ホト,韓国に半導体故障解析装置の工場新設 2025年03月13日
  • JDI,米OLED企業と米工場設立に向けた協業を開始
    JDI,米OLED企業と米工場設立に向けた協業を開始 2025年02月14日
  • ニコン,AM技術の開発拠点を埼玉に開設
    ニコン,AM技術の開発拠点を埼玉に開設 2025年02月04日
  • 総研大ら,屈折率とアッベ数の関係を破るツール開発 2025年01月30日
  • 東大ら,半導体露光プロセスのみで平面レンズを作製 2025年01月17日
  • ニコン,半導体パッケージ検査に最適なレンズを発売 2025年01月17日
  • ニコン,車載用望遠・広角一体化レンズを開発 2024年12月19日