ams OSRAMジャパンは,同社およびオスラムの代表取締役社長兼日本地域統括バイスプレジデントに針田靖久氏が就任したことを発表した(ニュースリリース)。
ams-OSRAM ジャパンとオスラムはともに,ams OSRAMグループの企業。ams OSRAMジャパンでは主にLED/LD,センサやASICの半導体製品を,オスラムでは主に車載向けの電球やLEDソケット,その他特殊照明用光源を提供している。
針田氏は東京大学工学部金属工学科を卒業後,1985年に昭和電工に入社。1990年からShowa Denko Europe GmbHに赴任し5年間にわたりドイツに駐在した。2000年にインフィニオン テクノロジーズ ジャパンに入社し,2006年にはメモリ部門の分社化に伴いキマンダ ジャパンへ移籍,ビジネス拡大の陣頭指揮をとり,グローバル全体で15%以上の売上に貢献した。
2009年,マイクロン ジャパンに入社しメモリビジネスを継続。その後,アフィメトリクス ジャパン代表取締役社長,日本アキュレイ副社長を歴任し,2017年にインフィニオン テクノロジーズ ジャパンに再び入社してインダストリアル パワーコントロール事業本部長を4年務めた後,2020年,サイプレス買収後に拡張されたCSS事業本部長に就任,直近の1年間でCSS事業本部における日本の売上を大きく成長させた。
就任にあたり,針田氏は,日本では2024年1月より市場志向型の体制に組織改変し,チームの一体化をさらに推進することで,両社が持つセンサおよびエミッタ技術の相乗効果を一層高め,これまでにないイノベイティブなソリューションを自動車,産業,医療,コンシューマーの市場に向けて提供していくとしている。