独IDSは,10GigE高速インターフェースと各種CMOSセンサーを搭載し,最高解像度45MPの産業用カメラを発売を開始した(製品ページ)。
この製品には,onsemi製グローバルシャッターセンサー「XGS20000」(20MP,1.3インチ),「XGS30000」(30MP,1.5インチ),「XGS45000」(45MP,2インチ)が搭載されている。主に,モーションブラーを最小限に抑え,データを即座にネットワークで送信する必要のある,高精度品質保証タスクで使用される。
10GigEカメラは,1GigEカメラの10倍の転送帯域幅を提供し,USB3インターフェース搭載のカメラの約2倍の速度を実現する。
大型フォーマットonsemi XGSセンサーには,それに伴う大型レンズが必要。そのため,従来のuEye+Warp10とは異なり,TFLマウント(M35x0.75)が装備されている。確実に取り付けるため,TFLレンズはカメラにしっかりとねじ止めされる。フランジの焦点距離は17.526mmに標準化され,従来のCマウント付きカメラと同じ。
最適な画質を確保するには,アクティブヒートシンクの使用を勧めるとしている。モデルの上部または下部のいずれにも取り付けることができ,動作温度を下げることができる。これは,別途アクセサリとして購入可能。
これらの製品の主なアプリケーションは以下のとおり。
・半導体や太陽電池パネルの検証といった,サイクルレートの高い生産ラインでの状態確認や最終確認を行なう検証システム
・エンターテインメントとスポーツにおけるターゲットの観察,ゴールラインのモニタリング,動作分析など
・顕微鏡,ライフサイエンス,研究など,医学および科学