スペクトロニクス,深紫外レーザー発振器を発売

スペクトロニクスは,独自のLD-GS方式を活かした更なる高出力タイプピコ秒深紫外レーザー発振器「LDH-X1510」(出力:266nm,パルス幅:15ps)を2023年年内に発売すると発表した(ニュースリリース)。

同社では2018年より発売当時世界最大となる出力8Wのピコ秒深紫外レーザーを販売していたが,半導体向けパッケージ基板のVia加工を始めとする,更なる用途の広がりや高速加工ニーズに対応するため,出力を15Wへ高め,かつ連続10,000時間以上の長期安定性及び出力保持時間を確保したこの製品を開発。世界最高出力と最長出力保持期間を更新して販売開始することとしたという。

また,同コンセプトで開発したピコ秒紫外レーザー「LDH-V3010」(出力:355nm,パルス幅:15ps)を先行して,2023年5月に販売開始するとしている。

その他関連ニュース

  • ウシオ電機,高出力・高信頼性を実現した赤外LD開発 2024年10月22日
  • QDレーザ,世界最小クラスの可視光レーザーを開発 2024年10月22日
  • ams OSRAM,LiDAR向けパルスレーザーを発売
    ams OSRAM,LiDAR向けパルスレーザーを発売 2024年09月03日
  • 古河電工,超低消費電力ラマン増幅器用励起光源開発 2024年07月03日
  • 古河電工ら,出力5kWの青色レーザー発振器を開発 2024年06月04日
  • 【解説】青色半導体レーザーの高出力化が進展も,実用化にはビーム制御も重要 2024年05月22日
  • 【OPIE】金門光波,He-Cdレーザー装置を展示
    【OPIE】金門光波,He-Cdレーザー装置を展示 2024年04月26日
  • 公大ら,皮膚治療用ピコ秒レーザーの照射指標を開発 2024年03月22日