アストロデザインは,8192×8192ピクセルのイメージセンサーを搭載した8K8Kマルチパーパスカメラ「AB-4838」「AC-4837」を発売することを発表した(ニュースリリース)。
同社は2011年に初のカメラ製品となる4Kカメラ「AH-4410-A」を,2013年には初の8Kカメラ製品として単板式スーパーハイビジョンカメラ「AH-4800」を発売。今回新しく発表する製品は,8192×8192ピクセルという同社史上最も高い解像度となる動画カメラ。
これらの製品は正方形のイメージセンサーを搭載することで,魚眼レンズのイメージサークルを効率的にカバーすることができ,VR撮影に適しているとし,従来の16:9の解像度に対して垂直方向の情報をより広く捉えられるため,手前の構造物や背景を含めたより奥行き感のある映像を撮影することができるとする。
また,センサーの駆動範囲を制限することにより,ハイフレームレートカメラとして8K4K 120pや8K2K 240pの映像を撮影することが可能。競馬場や陸上競技場など,動きの速い被写体を広範囲で撮影し,判定に使用することも可能だとしている。
同社ではこれらの製品の発売を2023年7月を予定している。