Coherent,フェムト秒レーザーを発表

米Coherentは,大型OLEDディスプレーガラスの切断に最適な出力150Wの新型産業用フェムト秒レーザー「Monaco150」を市場導入したことを発表した(ニュースリリース)。

タブレットやラップトップなどのITデバイスにおけるOLEDスクリーンへの移行により,現在スマートフォンで使用されているものよりも大型のガラス板を加工できる高出力のレーザーツールの需要が加速しているという。

「Monaco150」は,同社の産業用超短パルス(USP)レーザー「Monaco」シリーズの最新版となる。既存の構成の2倍以上の出力とパルスエネルギーを実現し,大量の大型ガラスパネルを高精度で切断が可能となり,次世代ITデバイスに適合する大型OLEDスクリーン製造が可能となるとしている。

この製品は,この種の市場で最小のフェムト秒レーザーであり,レーザーツールにインテグレートすることが容易だという。400fsより短いパルス幅で1MHzもの速度で150μJのエネルギーパルスを供給することが可能。

パルス・オン・デマンド,可変パルス幅チューニング,可変繰り返し率,シーダー・バースト・モードなど,「Monacoプラットフォーム」のすべての標準機能が含まれており,OLEDディスプレーガラス,サファイア,複雑にコーティングされた厚さ2mmまでの脆性材料の切断に適しているという。

キーワード:

関連記事

  • IPGフォトニクス、レーザー溶接の品質保証を支える「LDD」を提案

    IPGフォトニクスジャパンは2026年6月26日、愛知県安城市にある中部テクニカルセンターにおいてプライベートショー『Fiber Laser Days』を開催した。会場では、同社のファイバーレーザーを用いた加工デモに加え…

    2026.07.01
  • 浜ホト、NKT PhotonicsをHamamatsu Photonics A/Sに社名変更

    浜松ホトニクスは、同社子会社であるNKT Photonics A/Sの社名を、2026年6月25日付でHamamatsu Photonics A/Sに変更し、浜松ホトニクスグループにおけるレーザ&ファイバ事業ユニットとし…

    2026.06.30
  • 弘前大など、UAV LiDARで地すべりの地下構造を推定

    弘前大学は、ドローン搭載レーザー計測(UAV LiDAR)で取得した地表面データから、地すべりの地下にある「すべり面」の形状を推定する新たな技術を開発したと発表した(ニュースリリース)。 図 ドローン×3D解析による、す…

    2026.06.23
  • 【解説】IOWN AI ファンドが示す、AI時代のフォトニクス産業の広がり

    AIインフラの重心が、AIモデルを作るための大規模な設備から、完成したAIを現場に近い場所で動かす仕組みへ移りつつある。NTTなどが2026年6月10日付で発表した投資ファンド「IOWN AI Fund」(関連記事)が注…

    2026.06.23
  • 筑波大など、キラル高分子球体で「土星の輪」状レーザー発振を実証

    筑波大学、東京大学、東京科学大学、および科学技術振興機構(JST)の研究グループは、渦状の分子配向を持つキラル(鏡像を重ね合わせることができない構造)なπ共役高分子マイクロ球体において、土星の輪のような円環状のレーザー発…

    2026.06.19

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア