ウシオ,新型紫外線積算光量計の開発に目途

ウシオ電機は,業界で初めて1台で0.1μW~25W/cm2まで測定できる超高機能紫外線積算光量計「UIT-700」の開発が,2023年3月末に完了する見込みであると発表した(ニュースリリース)。

同社は従来から,光源や光源を搭載した装置だけではなく,半導体やFPD,自動車部品をはじめとした各種製造プロセス向けに光測定器も提供しており,紫外線積算光量計「UIT-250シリーズ」は日本国内においてスタンダードな紫外線測定器になっているとする。

現在,環境負荷低減のニーズが高い産業分野や印刷,環境衛生などの様々な業界で従来以上に紫外線の活用が増えており,それに伴って紫外線測定のニーズも急速に高まっているという。

しかし,環境衛生分野では0.1μW/cm2という微量の漏れ光の測定ニーズがある一方,印刷業界では25W/cm2という高照度LEDの測定ニーズがあるなど,各業界で測定する紫外線の照度が幅広く,全てに対応する積算光量計がないことから,それぞれに対応した積算光量計を複数台準備する必要があった。

そこで同社は,標準のトレーサビリティが取れた校正体系を維持しつつ,測定結果の記録・管理が容易かつ1台で0.1μW~25W/cm2まで測定可能な製品の開発に成功した。また,CE・UKCAマーキングにも対応しており,海外への製造プロセス移管時の品質管理も容易となっているという。

 主な特長は以下の通り。
・微弱光からハイパワーまで測定可能なワイドダイナミックレンジ対応
・視認性と操作性に優れたタッチパネル方式を採用
・二次電池採用で繰り返し充電が可能なエコ対応
・新型デジタル受光器は、ケーブル接続なしで独立して測定可能
・CE/UKCAマーキング対応モデル

主な用途は以下の通り。
各種用途での光量管理
・半導体/FPD市場でのUV露光,UV硬化,UV接着
・印刷市場でのUV乾燥
・環境衛生分野でのUV殺菌

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