光技術展示会「光とレーザーの科学技術フェア2022」(11月9日(水)~11日(金),東京都立産業貿易センター浜松町館)において,丸文(紫外線フェア ブースNo3U-05)は,米Luminus Devicse製紫外線LEDチップを紹介している。
LuminusのLEDは幅広いアプリケーションに対応するために出力,波長,パッケージなど幅広く展開している。今回展示の中心となる270nm~285nmのUVC-LEDは,医療機器の除菌,水や空気の浄化などのアプリケーション向けに設計されている。また,365nm~405nmのUVA-LEDは硬化,3Dプリンティング,内視鏡などで用いられているという。
これらのLEDの特長として高出力な点がまず挙げられるという。ピーク波長270nm~280nmの表面実装タイプの製品は光出力360~480mW(最大駆動電流3200mA)となっているほか,来年2月リリース予定の製品はピーク波長365nm~405nmで光出力50Wとなっており,こちらは表面検査などを想定している。
もう一つの優れた点として優れた熱抵抗設計があり,高出力でありながら高信頼性・長寿命を実現している。さらに,半導体の供給が不安定な現状においてもLuminusのLEDは安定的に供給されているのも強みの一つとだとしている。
展示ではUV-LEDのほかにも可視光~赤外域のLEDも展示しており,こちらもパワーと信頼性を両立しているとする。こうした製品として赤外波長940nmの高出力LEDも紹介している。