モレックス,CPO向け光電インターコネクトを発表

米モレックスは,市場初のコパッケージドオプティクス(CPO)向けのプラグ着脱可能モジュールソリューション「External Laser Source Interconnect System(ELSIS)」を発表した(ニュースリリース)。

この製品は,ケージ,光コネクター,電気コネクターを有するプラガブルモジュールの完全なシステムで,ハイパースケールデータセンターの開発に資する実証済みの技術を採用したというもの。

CPOは,光コネクターをフロントパネルからホストシステム内に移し,高速ICの近傍に置く次世代技術。高速ネットワークチップからGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)やAIエンジンまで,I/O帯域の需要は急速に伸びており,CPOは,光コネクターをこれらASICの近くに配置することで,シグナルインテグリティ,密度,消費電力など,高速電気トレースに付随して増大する複雑性に対応することが可能になるという。

従来のプラガブルモジュールは,光コネクターがユーザー側にあり,CPOのような高出力レーザー光源を使用する場合,アイセーフに懸念があったが,この製品はブラインド嵌合方式により光ファイバーポートやケーブルへのユーザーアクセスを排除し,安全で容易な実装とメンテナンスを実現する,完全な外部レーザー光源システムを提供するとしている。

また,外部レーザー光源を使用することで,主要な熱源をオプトエレクトロニクスやICパッケージから遠ざけることが可能。ICやプラガブルモジュールから高速電気I/Oドライバーを排除し,機器内の熱負荷と消費電力をより削減できる設計になっている。

さらに,オールインワンの包括的なソリューションとして,外部レーザー光源システムは,光および電気コネクター,プラガブルモジュール,内部ホストシステムの光ファイバーケーブルおよびケージが複雑に組み合わされて構成されている。

これらの要素のすべてを社内設計することにより,コンポーネントを統合するために必要な長い設計サイクルを回避し,その結果,設計者もエンドユーザーも同じようにプラグアンドプレイが可能となり,相互運用性の高い高性能なシステムを実現するとしている。

キーワード:

関連記事

  • LSTC、光電融合を加速する半導体パッケージ技術開発に着手

    技術研究組合 最先端半導体技術センター(LSTC)は、NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」において、「光電融合を加速する半導体パッケージング技術開発と先端後工程拠点形成」が採択されたと発表した(ニ…

    2026.04.14
  • NTT、超薄の透過型液晶メタサーフェスデバイスを開発

    NTTは、世界最薄とする3.5μmの透過型液晶メタサーフェスデバイスを開発し、透過電波の方向や集光位置の可変制御を実証したと発表した(ニュースリリース)。 現在、6Gにおける多様なユースケースを支える超高速無線通信の実現…

    2026.03.30
  • NTTや東大など、世界最高のスクイーズド光生成 光量子コンピュータ高性能化へ

    NTT、東京大学、理化学研究所、OptQCは、導波路型光デバイス(PPLN導波路)を用いて、高品質かつ広帯域の「スクイーズド光」を生成し、導波路型デバイスとして世界最高とする量子ノイズ圧縮10.1dBを達成したと発表した…

    2026.03.05
  • 早稲田大、超短パルス光による電子温度制御で広帯域な光スイッチング機構を発見

    早稲田大学の研究グループは、縮退半導体InNにおいて、フェムト秒レーザーにより電子の「温度」を瞬時に制御することで、広帯域な光スイッチングが可能になることを明らかにした(ニュースリリース)。 半導体材料では、バンドギャプ…

    2026.03.05
  • キヤノン、NEDOプロで2nm世代画像処理SoCを開発へ

    キヤノン、NEDOプロで2nm世代画像処理SoCを開発へ

    キヤノンは、日本シノプシス合同会社とともに、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発」において、研究開発プロジェクト「先端…

    2026.03.04

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア