天田財団は,2022年度の助成募集要項を発表した(詳細ページ)。
金属等の塑性を利用した加工(塑性加工分野,又は塑性加工)及び高密度エネルギー下での諸特性を利用した加工(レーザプロセッシング分野,又はレーザー加工)に必要な技術の研究・調査に対する,研究開発助成,及びそれらの普及啓発に対する,国際交流助成が助成の対象分野となる。
コロナ禍対応,SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現など,我々を取り巻く環境は大きく変化しており,技術的な課題が山積している。同財団は金属等の加工に係る研究開発や国際交流への助成を通じて,我が国の産業及び経済の健全な発展に寄与することを目的としている。
そこで,今回の助成金総額は約2億4,000万円を予定(研究開発助成:約2億3,200万円,国際交流助成:約800万円)。当該分野の助成受給者にとって「研究の進展に寄与する」助成金を目指す。また,本年度より,研究開発助成の経費科目に「人件費」を追加。従来通り,経費割合に制限は設けないという。また,国際交流助成については、「オンライン参加費等」を追加した。
募集期間はそれぞれ,2022年6月1日~7月31日となっている。