岡本硝子は,同社の深紫外線(UV-C)高反射白色インク「Hi-UVC」が,2021年度日本機械学会優秀製品賞を受賞したと発表した(ニュースリリース)。
この賞は,日本機械学会が,社会的価値の高い優れた製品に光を当て,日本の産業基盤の更なる進化,発展を支援することを目的として選出するもの。
受賞した「Hi-UVC」は,同社の紫外線高反射白色インクの製品ラインナップの中でも,UV-Cの拡散反射が優れた製品。UV-Cの中でも特に殺菌,ウイルス不活性化に有効な250nm~280nmの波長を効率的に拡散反射するため,殺菌,ウイルス不活性化に要する時間を短縮することが期待できる。
また,スクリーン印刷,スプレー塗装,ディッピングコートなどの塗装方法を使用する事が可能なため,凹凸や曲面形状へ塗装する事ができる。想定される適用は,物質表面,水,空気等の殺菌・滅菌システム用反射材及びUVC-LEDのCOB基板向け反射材用途。インク販売だけではなく,印刷加工や各種基板への塗布にも対応するとしている。