光陽オリ,可視光域の光吸収率99.9%の植毛布を発売

光陽オリエントジャパンは,静物写 真やポートレート撮影の究極の黒背景として使用できる植毛布,「特級無反射植毛布 太黒門」の一般向け販売を2022年2月22日より開始した(製品HP)。

同社ウェブサイト及びAmazonでの販売となる。価格はA4サイズが税込み 1320円+送料(330円),900mm幅からのm単位切り売りは税込み6600円+送料(1980円)。※同社サイトからの販売価格。

同社はカメラメーカーを主要顧客として,微細立体構造による無反射の黒色素材開発を行なっている。この製品は世界一黒い水性塗料「黒色無双」に続くシリーズとして,「世界一黒い布」というテーマで開発された。光学性能で選定されたパイル,特殊染料,樹脂,織り規格の組み合わせにより,垂直に入射した光を内部で減衰させる理想の針状構造を実現。その結果,可視光域の光吸収率は99.9%を達成した。

光吸収率99.9%という値は,可視光域(300~700nm)全半球反射率0.1%という測定値より算出。この測定方法によって比較した同社,および競合製品のデータは下記の通り。
・特級無反射植毛布 太黒門(新製品):0.1%
・真黒色無双(エアブラシ塗装):0.6~0.7%
・他社カーボンナノチューブ化学蒸着:0.17~0.6%(平均0.3%程度)

他社のカーボンナノチューブ化学蒸着製品は,現在世界一黒い商用コーティングとされているが,それを大きく上回る光吸収性能を実現したとする。 また,アプリケーションとして,背景のマスキングおよび余分な反射光の低減などの撮影資材用途,また厳格な光学測定に必要な無反射暗室の資材としての活用を想定している。

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