フォトテクニカ,パルス幅測定器を発売

フォトテクニカは,独APE製次世代型リアルタイムパルス幅測定器「pulseCheck NX」の販売を開始することを発表した(製品ページ)。

この製品は,APEの高性能スキャンニングオートコリレータが高度に統合されたコントローラを装備し,高いパフォーマンスとデータ処理・評価機能を併せ持つ,新世代の短パルス高精度計測機器としてリニューアルしたもの。200nm~12μmの波長域で,高精度・高ダイナミックレンジ・低ノイズにて5fs~40psのパルス幅を測定できるという。

スキャンレンジ50ps型は時間分解能50アト秒を達成。エレクトロニクスを機器本体に内蔵することにより,TCP/IPを介したSCPIリモート制御が可能。パルス幅計測・パルス品質の記録と共に計測のパラメータ軌跡・データ転送を表示できる。

トリガ入力による低繰返し周波数測定が可能で,位相情報測定FROGオプションを追加可能としている。

その他関連ニュース

  • フォトテクニカ,超短パルス生成モジュールを発売 2023年07月31日
  • 理研ら,10fs以下のX線レーザー時間幅を実測 2022年03月25日
  • 豊工大,サブ半サイクルパルス光の発生に成功 2020年11月19日
  • 理研ら,THz光が生体内部へ到達する可能性を発見 2020年06月03日
  • 東大ら,室温でTHz波を高効率変換する物質発見 2020年03月18日
  • 理研ら,3ピコ秒で進む分子構造変化を追跡 2019年11月28日
  • NTTとNII,光で解を求めるコヒーレントイジングマシンと量子アニーリングマシンを比較 2019年09月13日
  • 市大ら,ESR分光法で電子スピンの量子状態を制御 2019年08月23日