米Teledyne FLIRは,最新の「Blackfly S GigEカメラシリーズ」として,モノクロタイプ「BFS-PGE-161S7M」と,カラータイプ「BFS-PGE-161S7C」の販売を開始した(製品ページ:BFS-PGE-161S7M / BFS-PGE-161S7C)。
これらの製品は,コンパクトなフォームファクターに高解像度センサーを搭載し,優れたコストパフォーマンスと低照度性能を実現。16MPソニー製「IMX542(PregiusSシリーズ)」は,裏面照射型センサー技術(BSI)を採用したことにより,量子効率(QE)が大幅にアップ。画素サイズも縮小され,より低価格でコンパクトな光学系の利用を可能にした。
また,新しく取り入れたロスレス圧縮方式の利点を生かし,画質を落とすことなくフレームレートを最大60%高めており,バリュー重視のこのコンビネーションにより複数の低解像度カメラをこの1台に置き換えることが可能になり,さらなるコスト削減に繋がるとしている。
加えて,フレームレートの向上,使用帯域幅の低減,照明システム要件の軽減を実現。プリント基盤や半導体の検査から物体測定や科学調査にいたるまで,幅広いアプリケーションに適しているという。
同社では,カメラを各アプリケーションのニーズに適応させるために,カスタマイズや微調整を必要とするOEMやシステムインテグレーターに向けて,ハードウェアやファームウェアの変更から光学系やセンサーのカスタマイズまで,さまざまなオプションを提供するとしている。