浜ホト,演算機能内蔵型プロファイルセンサー発売

浜松ホトニクスは,回路設計を見直すことで,スポット光の入射信号をチップ内で演算し,入射位置情報を出力する機能に特化した演算機能内蔵型プロファイルセンサー「S15366-256」の販売を開始した(ニュースリリース)。サンプル価格は2,750円(税込)。

プロファイルセンサーとは,画素を2次元に配列したCMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサーの一種。通常のイメージセンサーは,撮像した画像データを演算することで入射位置を検出する一方,プロファイルセンサーは,スポット光の入射位置を示す信号である射影データのみを演算するため,高速で入射位置を検出することができるという。

同社の従来製品ではこれまで,画像データや射影データを外部コントローラで演算し入射位置を検出していたが,この製品はチップ内に重心演算回路を搭載することで,入射位置を座標データとして出力することが可能になった。これにより,外部コントローラが不要になる。

また,一部領域の画素からの信号だけを使用する部分読み出し機能と,近接する複数の画素を一つの画素として使用するビニング動作機能を内蔵し読み出し速度を高めることで,最大83,333フレーム毎秒のフレームレートを実現。待機時の消費電力を抑えるパワーダウンモードを内蔵し,小型でバッテリー駆動の機器などへの応用も期待されるとしている。

さらに,従来製品の縦横256×256画素と比べ,多画素でより視野が広い縦横512×512画素の製品「S15366-512」もラインナップに追加。サンプル価格は税込4,400円(税込)となっている。

同社は,これらの製品が演算回路を内蔵したことで測量機器の小型化や軽量化,低価格化が期待され,溶接ロボット向けをはじめとするFA分野への応用拡大が見込まれるとしている。

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