日亜,人にやさしい照明を共同開発

日亜化学工業は,オーストリアZumtobelと,人にやさしい照明,ヒューマンセントリックライティングの分野での最先端の研究成果を盛り込んだLED照明の提供を目的として,「ZUMTOBEL Spectrum」を共同で開発したことを発表した(ニュースリリース)。

共同開発した「ZUMTOBEL Spectrum」は,日亜化学工業のLED製品「Optisolis」と「Vitasolis」に採用されている独自スペクトル技術に基づいて開発された照明ソリューション。自然界における日中の光環境を屋内に再現しそこで生活する人の生産性と快適性を高いレベルで両立することを目指したものであり,従来の高演色LED照明とは一線を画するものだという。

この照明ソリューションはすでにZumtobelのLED灯具「LIGHT FIELDS III」と「ONDARIA」に搭載されているが,Zumtobelは,ユーザーに新しい提案をする上で,ヒューマンセントリックライティングが重要な要素になっていると考えており,今後,さらに多くのモデルに搭載していく予定だという。

日亜化学工業は,ヒューマンセントリックライティング分野での市場要求は今後ますます高まっていくと考え,これらの市場に必要とされる技術開発を積極的に進め,LEDの光の質を向上させると共に,より人に寄り添ったLED照明を推進していくとしている。

その他関連ニュース

  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • ams OSRAM,車載用ランプ向けLEDに新製品 2024年08月27日
  • 京セラ,生き物の育成・観賞用に特化したLEDを発売 2024年06月17日
  • ams OSRAM,園芸用照明器具向け高出力LED発売 2024年05月29日
  • 【OPIE】パイフォトニクス,レーザー照明登場 2024年04月24日
  • パイフォトニクス,レーザー光源採用の照射装置発売 2024年04月18日
  • ams OSRAM,2次元コードでLEDの個別データを提供 2024年04月01日