ソニーは,4K HDRホームシアタープロジェクター2機種「VPL-VW875」(レーザー光源モデル)」「VPL-VW275」(ランプ光源モデル)」を2021年5月8日に発売する(「VPL-VW875」製品ページ,「VPL-VW275」製品ページ)。いずれも価格はオープン。
これらの製品は,同社のテレビ「ブラビア」で培った独自の高画質技術とダイナミックレンジを高めるダイナミックHDRエンハンサー機能を搭載。「ブラビア」向けプロセッサー「X1」の映像処理技術をプロジェクター用に最適化した4K高画質プロセッサーと,独自のアルゴリズムにより,シーンごとに適したコントラストでHDRコンテンツを再現する。
フレーム単位でダイナミックレンジを調整し,明部を明るく輝かせると同時に,レーザー光源やアイリスと連動して(「VPL-VW875」のみ)暗部をより沈ませることで,めりはりのある映像を実現するという。
また,これらの製品は,同社独自開発の高画質ディスプレーデバイスである「ネイティブ4K SXRDパネル」を採用。これは,有効885万画素(水平4,096x垂直2,160画素)を持つ。
さらに,「VPL-VW875」はコンパクトなボディながら大口径4K「ARC-F(All Range Crisp Focus)」レンズを搭載。18枚のレンズを使用し,フローティングフォーカス方式を採用している。フォーカス時に2つのレンズ群を可動させることで,画面の中心部から周辺部,また,近距離投写時から遠距離投写時まで安定した結像性能を実現しているという。