オフィールジャパンは,同社キャリブレーションセンターが,ISO/IEC 17025:2017の認証を米A2LA(米国試験所認定協会)より取得したと発表した(会社HP)。
この認証は,最高水準の品質,管理,および技術的運用を達成した校正機関に提供されるもの。 認定の範囲は,Ophirのフォトダイオード,パイロエレクトリック,サ―マルセンサー,そして表示器であるディスプレーとPCインターフェースが対象となる。
今回,すでに同認定を受けている,米Ophir-Spiriconの校正施設のサテライトラボとして認定が付与された。この認定により,オフィールジャパンは校正試験の方法,そして校正作業に対する信頼度を高め,更なる校正試験方法の妥当性を向上させ,国家標準に対する測定と校正の最適なトレーサビリティを提供するとしている。
これにより,医療機器や航空宇宙機器のメーカーなど,使用および統合する測定機器のトレーサビリティと精度を文書化する必要がある政府や企業・団体が,同社のキャリブレーションサービスを利用することで,組織内で行なっていた監査が不要になるという。
この認定により,今後,同社のキャリブレーションは管理及び承認された作業手順で運用される。また,そこで使用される機器と校正標準は別のISO/IEC 17025認定されたNISTトレーサブルの校正機関によって定期的に校正されることになる。