エア・ウォーターは映像圧縮技術により8K内視鏡映像を高画質,長時間録画できる8K映像レコーダー「RESTAR R8(リスター アールエイト)」の販売を開始した(ニュースリリース)。
同社は8K内視鏡カメラ,8K医療用顕微鏡を開発しており,先進的な手技や学術的価値の高い症例を8K高解像度で詳細に記録することで,医学教育の観点でも活用が期待されているという。
一方,8K映像はデータ容量が大きく,大容量SSDなどを用いても十分な記録時間を確保することが困難であるため,8K画質から4K画質やハイビジョン画質(2K)等の低解像度に変換して保存する必要があり,8K映像の活用が制限されていた。
この製品は,最新の映像圧縮技術(H.265/HEVC)の応用により,8Kの高精細な画質保持と長時間録画を両立。同社の内視鏡カメラや医療用顕微鏡といった8K医療関連製品と連携して使用できるという。
同社は今後,医療分野で培った8K映像技術を教育用途や防犯セキュリティ対策など様々な映像ソリューション分野でも活用すべく,技術開発・ソリューション開発に取り組んでいくとしている。
この製品の主な特長は以下のとおり。
・映像圧縮技術(H.265/HEVC)を応用し8K映像を手軽に録画可能
・内蔵SSDだけでなく,外付け汎用SSD(USB3.0準拠)へもデータの記録が可能
・操作ボタンは5つのみで簡単
・推奨PCを使用することで,専用機材なしでデータの編集や再生が可能