NEC,インドのベンガル湾に海底ケーブルを敷設

NECは,NEC Corporation Indiaを通じて2018年7月に供給契約を締結した,インドのチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島を結ぶ大容量光海底ケーブルの建設を完了し,インド国営通信キャリアであるBharat Sanchar Nigam Ltd.に引き渡した(ニュースリリース)。

この光海底ケーブルシステムは,チェンナイからベンガル湾を横断し,アンダマン・ニコバル諸島のポートブレアほか7地点を結び,総延長距離は約2,300km,100Gb/sの最新の光波長多重伝送方式が採用されている。

このケーブルの敷設により,アンダマン・ニコバル諸島の通信環境は飛躍的に向上するとともに,電子政府や電子商取引の推進,教育の電子化など,インド政府によるデジタル・インディア政策にも貢献するとしている。

なお,このケーブルの製造は,日本で唯一,深海8,000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社であるOCCが担当した。

その他関連ニュース

  • NTT東西,APNを用いた通信サービスの提供開始 2024年11月19日
  • NTT,マルチコア光ファイバ技術をラインナップ化 2024年11月15日
  • NTTら,複数回波長変換をしながら長距離伝送に成功 2024年11月12日
  • NTT,通信継続で暗号切替可能なシステムを開発 2024年10月31日
  • NTT,300GHz帯のFEで世界最高のデータ伝送に成功 2024年10月28日
  • NTTら5社の提案,NICTのBeyond 5G基金事業に採択 2024年10月24日
  • JAXA,1.8Gb/sの光衛星間通信に成功 2024年10月09日
  • フジクラ,多心光コネクタ用クリーナを発売 2024年10月09日