千葉大,金属を含まない金色調の水性塗料を開発

千葉大学の研究グループは,チオフェン重合体誘導体を用いることによって,金属を使わず,使う人や地球環境にも優しい水溶性の金色調・ブロンズ調の塗料を開発することに成功した(ニュースリリース)。

市販されている金属光沢調塗料・インキは,金属の微粉末を含むため,塗料中で金属が沈殿する,金属腐食が生じる,塗工膜が重い,インクジェットプリンターのノズルに詰まるなどの問題点を抱えていた。

そこで,研究グループは近年,チオフェン重合体から成る初の「金属を含まない金色調光沢塗料」を開発していた。しかし,これまでに開発されていた塗料・インキの溶剤は人や環境に優しいものではなかった。

今回開発した塗料・インキは水を溶剤とするものであり,そうした問題が解決されたという。今後,塗装・印刷業界だけではなく,有機電子材料の分野にも展開できるものと期待されるとしている。

その他関連ニュース

  • 産総研,透明酸化物電極の高性能化に知見 2021年07月09日
  • 理研,超高移動度・低電圧駆動の有機半導体を発見 2021年07月07日
  • 岡山大,光で高性能有機物半導体を簡便に合成 2021年05月28日
  • 名大,真空蒸着可能なフラーレン誘導体を開発 2021年05月25日
  • 名大ら,n型半導体となる電子不足π共役分子を創出 2021年05月20日
  • 東北大ら,水に強いn型有機半導体材料を作製 2021年01月26日
  • 東大ら,大面積有機半導体単結晶で歪みセンサー 2020年12月21日
  • 東大,水中で機能する有機センサーを開発 2020年12月02日