米オン・セミコンダクターは,高フレームレートで12bitのイメージ品質を提供する,イメージセンサー「XGSファミリー」のラインナップを拡張した(ニュースリリース)。
新製品の「XGS 45000(45Mp)」,「XGS 30000(30Mp)」,「XGS 20000(20Mp)」 は,解像度が重要なアプリケーションでは最大45Mp,また8Kビデオモードでは最大60fpsの撮影が可能。また,コンパクトな29x29mm2サイズのカメラ設計向けに設計された新製品「XGS5000」(5Mp)が追加され,また 「XGS3000(3Mp)」および「XGS2000(2Mp)」が量産リリースされた。
すべてのシリーズは,3.2μmのピクセルサイズで高解像度を実現し,マシンビジョンや高度道路交通システム(ITS)などの要件が厳しいIoTアプリケーションに不可欠な低ノイズパフォーマンスとイメージ品質を確保しているという。グローバルシャッタにより,モーションアーティファクトなしで移動オブジェクトをキャプチャできる。
市場投入までの時間を簡素化し短縮するため共通のアーキテクチャとなっており,1つのカメラ設計で複数の解像度の製品を容易に開発できるという。デモキットには,DevSuiteソフトウェアを同梱したハードウェアプラットフォームが含まれており,すべてのレジスタ設定にアクセスして完全なセンサー評価が可能になる。
「X-Celerator」プラットフォームには自由に使用可能なFPGAコードが含まれており,標準的なFPGA開発環境への直接インタフェースが可能。 最大16Mpのシリーズをサポートする「X-Cube」プラットフォームは,完全な29x29mm2対応リファレンスデザインだとしている。