日東電工ら,超薄板ガラス偏光フィルムを開発

著者: sugi

日東電工と日本電気硝子は共同で,連続生産性に優れたロール・ツー・ロールプロセスによる「超薄板ガラス偏光フィルム」の開発に成功した(ニュースリリース)。

両社は,日本電気硝子の超薄板ガラス「G-Leaf」と日東電工の多種多様な高機能樹脂フィルムとの複合化により,新しい機能を持つ新材料の開発を進めている。開発した製品は,100μm厚の「G-Leaf」と,日東電工の薄型偏光フィルムをロール・ツー・ロールプロセスにより貼り合わせて一体化した,世界初の製品。

非常に薄く,軽量なため,ディスプレーパネルのカバーに使用することで,ディスプレー最表面と画像表示面との視差低減による視認性向上や,タッチセンサー感度向上に大きく寄与するという。また,ガラス特有の質感や平面平滑性,硬度を持ち合わせている。

この製品は,日本電気硝子が量産技術を確立した全長1kmを超える「G-Leaf」のロールと日東電工の薄型偏光フィルムを,日東電工が独自のロール・ツー・ロールプロセスにて連続的に精密接着積層してロール状に巻き取ることで製造される。現在ディスプレー分野への対応に向け量産を準備しているという。

なお,この製品の詳細ついては,2020 SID Virtual Display Week(8月3日~7日)のシンポジウムで発表しするとしている。

キーワード:

関連記事

  • 名工大、高速度偏光カメラを用いた全視野伸長計測技術を開発

    名古屋工業大学の研究グループは、液滴の落下によって一軸伸長流れをつくり出し、高速度偏光カメラを用いた「全視野伸長レオ・オプティクス計測技術」を開発した(ニュースリリース)。 液体の中には、流れると形を変える複雑流体と呼ば…

    2025.11.17
  • 【interOpto2025】夏目光学、可視化実験用モデルを展示

    interOpto / 光とレーザーの科学技術フェアで、夏目光学【可視化技術フェア No. B-16】は、可視化実験用モデルを展示している。 展示されていたのは、エンジンのシリンダーなど車載部品をガラスで製造したものだ。…

    2025.11.12
  • 【interOpto2025】五鈴精工硝子、透過・拡散ガラス・両面レンズアレイを展示

    interOpto / 光とレーザーの科学技術フェアで、五鈴精工硝子【紫外線フェア No. C-15】は、紫外線殺菌・露光装置に注目される成型可能な紫外線透過ガラス「IHUシリーズ」、高い拡散効果と安定した配光特性を誇る…

    2025.11.11
  • 名工大,固体と液体の応力を光計測する手法を開発

    名古屋工業大学の研究グループは,高速度偏光カメラで取得した複屈折データを用い,固体と液体の応力相互作用を光で計測する新手法を開発した(ニュースリリース)。 脳血管疾患は日本の死因第4位を占める深刻な病気であり,その発症メ…

    2025.09.22
  • 東大ら,単一元素金属がガラス化する仕組みを解明

    東京大学と中国松山湖材料実験室の研究グループは,単一元素(金属)がガラス化するメカニズムを大規模シミュレーションにより解明した(ニュースリリース)。 金属ガラスは,結晶性金属にはない高強度や耐食性,優れた加工性などの特性…

    2025.09.12
  • 島根大ら,放射光で金属ガラス若返り現象を観測

    島根大学,広島大学,弘前大学,高エネルギー加速器研究機構,東北大学は,金属ガラスに液体窒素温度と室温の間を繰り返して上下させる「極低温若返り効果」を起こすことで電子状態が変化することを,放射光を用いた実験で明らかにした(…

    2025.09.11
  • 東北大ら,有機結晶の磁気的性質と起源を光で解明

    東北大学,高輝度光科学研究センター,関西学院大学,東北大学は,新種の磁石の候補とされる有機結晶に,新たに求めた光に関する一般公式を適用し,その磁気的性質と起源を解明した(ニュースリリース)。 磁石に光を当てると,どんな磁…

    2025.07.16
  • 東大,光の偏光面が回転する電場誘起旋光性を巨大化

    東京大学の研究グループは,電場印加に比例して光の旋光性が誘起,制御される現象「電場誘起旋光性(linear electrogyration)」を巨大化することに成功した(ニュースリリース)。 電場の印加によって試料を透過…

    2025.05.16

新着ニュース

人気記事

新着記事

  • オプトキャリア