ピクトリープ,赤外カメラに写る液晶表示装置開発

日本化薬グループ企業で,ポラテクノの子会社ピクトリープは,画像が赤外カメラに写る液晶表示装置(赤外LCD)の開発に成功した(ニュースリリース)。

従来の液晶表示装置は,バックライトが可視光であることと,偏光板が可視光に対してのみ偏光機能を有することから,その表示画像は赤外カメラに写らなかった。

今回開発した製品は,赤外線カメラからの赤外光を反射する反射板と赤外領域に対しても偏光機能を有する赤外偏光板を配置した構造とすることで実現した。赤外偏光板は日本化薬とポラテクノによって開発されたもの。

従来の液晶表示装置では赤外カメラに画像は写らないが,この製品では赤外カメラに画像を写し出すことが可能。同社ではTFT液晶表示装置でも赤外LCDを試作し,TFT液晶表示装置に応用した場合でも赤外カメラに画像が映し出されていることを確認した。

これにより,従来の液晶表示装置ではセキュリティーの面から使用が困難だった,デジタルナンバープレートなどへの応用が期待されるとしている。

キーワード:

関連記事

  • 【GW読書におすすめ】身近な光技術を感じる書籍「ひも解くひかり 身近なひかり」

    連休中、少しゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがだろうか。青い空、鏡に映る自分、写真、通信、生命の営み――私たちの身の回りには、あらゆるところに光がある。日常では当たり前に受け止めている現象も、その背後には反射、屈折…

    2026.05.02
  • Thinker、小山佳祐氏が日本機械学会賞を受賞 赤外線とAIによる近接覚センサーを評価

    Thinkerは、同社取締役であり大阪大学基礎工学研究科招へい准教授の小山佳祐氏らの研究チームが、「2025年度 日本機械学会賞(技術)」を受賞したと発表した(ニュースリリース)。  日本機械学会賞は、機械工学および機械…

    2026.05.01
  • 東大など、エゾハリイカが体表面に偏光模様を生み出し求愛していることを解明

    東京大学、東京理科大学、青森県営浅虫水族館は、コウイカの一種エゾハリイカの雄が、表皮の特殊な細胞で反射させた光を透明な筋肉に透過させることで派手な偏光模様を生み出し、雌に求愛していることを明らかにした(ニュースリリース)…

    2026.02.04
  • 名工大、高速度偏光カメラを用いた全視野伸長計測技術を開発

    名古屋工業大学の研究グループは、液滴の落下によって一軸伸長流れをつくり出し、高速度偏光カメラを用いた「全視野伸長レオ・オプティクス計測技術」を開発した(ニュースリリース)。 液体の中には、流れると形を変える複雑流体と呼ば…

    2025.11.17
  • 丸文,レーザーワイヤレス給電システム評価キットの提供開始

    丸文は,Wi-Charge Ltd(Wi-Charge)の赤外線レーザーワイヤレス給電システム「AirCord(エアコード)」の事前検証を目的とした,評価キットの提供を開始した(ニュースリリース)。 倉庫や店舗におけるデ…

    2025.10.31

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア