AGCの調光ガラス「WONDERLITE Dx」が,6月17日にトヨタ自動車から発売された新型ハリアーのパノラマルーフに採用された(ニュースリリース)。
この製品は,自動車用外装ガラス向けでは世界最速の瞬時に透過光を制御できるガラスで,量産車に世界で初めて採用された。
この調光ガラスは,2枚のガラスの間に特殊なフィルム(九州ナノテック光学製)を挟み込む合わせガラスの構造になっており,調光モード(不透明な状態)では日差しの眩しさを和らげ,透過モード(クリアな状態)では開放感を楽しめ,365日いつでもパノラマルーフから心地よい光が降り注ぐ車内空間を実現する。
調光ガラスは,2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込む合わせガラスの構造になっており,フィルム中には目に見えないほどの小さな液晶粒子が詰まっている。この液晶粒子の分散⇔配向を電圧でコントロールすることで,調光モード⇔透過モードを瞬時に切り替える。なお,どちらのモードの場合でも紫外線を約99%カットするという。