Livox Technology Company(Livox)は,自動運転向けLiDAR「Livox Tele-15」の量産を開始したと発表した。グローバル市場に販売を開始する(ニュースリリース)。価格は14万8,000円(税込み)。
この製品は長距離検出用に設計されたもの。反射率が10%の対象物の検出範囲を320mに改善した。反射率が50%の対象物は500mまで検出可能。以前は,その距離で80%の反射率が必要だった。さらに,この製品はカスタムファームウェアのサポートより,検出範囲が最大1000mになるとしている。
また,マルチラインレーザーと非反復スキャンパターンの組み合わせにより,この製品はFOVの99.8%を100msでカバーできるようになり,現在市場に販売されている128ラインメカニカルLiDARセンサーを上回るとする。
反射率の低い黒い車の場合,この製品は500mの距離で100msで14ポイントを検出でき,自動運転アルゴリズムの厳しい点群データの要求に応えられるという。
さらに,回転のない光学コンポーネントを備えたシステム設計を採用しているため,信頼性が高く,耐用年数が長い。10年間の自動車規定の寿命要件と,少なくとも40,000時間のMTTF(平均故障寿命)を持ち,全体的なパフォーマンスは,L3/L4自動運転アプリケーションの要件を上回るとしている。
この製品は公式オンラインストア,または同社指定の販売代理店よりで購入できる。