島津,仏大学とアルツハイマー検出で共同研究

島津製作所は,仏モンペリエ大学付属病院とアルツハイマー病変(アミロイド蓄積)の検出法に関する共同研究契約を締結した(ニュースリリース)。

従来の陽電子放出断層撮影(PET)イメージングおよび脳脊髄液(CSF)検査とは異なり,血中のアミロイドβを検出する島津製作所の方式は人体への負担が小さく,大規模な調査研究に適している。

この血液由来のバイオマーカーは,2014年に同社と国立長寿医療研究センター(NCGG)らが発見した。2002年にノーベル化学賞を受賞した同社エグゼクティブ・リサーチフェローの田中耕一が共同研究に加わっており,同賞の受賞理由となった「MALDI」(マトリックス支援レーザー脱離イオン化法)技術が,アルツハイマー病変(アミロイド蓄積)検出法の実現につながっている。

スクリーニング分析は研究目的であり,アルツハイマー病の診断に利用できないが,臨床試験に適した候補者を特定することで,製薬会社の治療薬開発の支援につながるとしている。

キーワード:

関連記事

  • OKI、ドイツの研究機関とフォトニクス技術を共同研究へ

    OKIは、独Fraunhofer Heinrich-Hertz-Institutとフォトニクス技術に関する5年間の包括的共同研究契約を2025年12月15日に締結した(ニュースリリース)。 同社は今後5年間、Fraunh…

    2026.02.03
  • KDDI総研と京大、千歳科技大 宇宙光通信に適した周波数変調型フォトニック結晶レーザーを開発

    京都大学、KDDI総合研究所、公立千歳科学技術大学は、宇宙光通信など長距離自由空間光通信(FSO)への応用を想定し、発振周波数を高効率かつ高速に変調できる「周波数変調型フォトニック結晶レーザー(PCSEL)」を開発した(…

    2025.11.27
  • 新潟大ら,頭蓋骨を透明化するシースルー法を開発

    新潟大学と理化学研究所は,生きている動物の頭蓋骨を観察するときだけ高度に透明化して脳内を非侵襲的に観察するための頭蓋骨透明化技術「シースルー法」を開発した(ニュースリリース)。 行動や疾患に伴い,脳内では何が起きているの…

    2025.08.28
  • ニコン,加企業/大学と金属AMの共同研究協定締結

    ニコンは,金属粉体の製造を行なう加Advanced Powders & Coatings, Inc.(AP&C)および加Waterloo大学との間で金属アディティブマニュファクチャリングに関する共同研究協…

    2025.04.07
  • 慶大ら,老化を可視化できるラマン顕微鏡法を開発

    慶大ら,老化を可視化できるラマン顕微鏡法を開発

    慶應義塾大学,愛知医科大学,筑波大学は,ラマン散乱を用いて,細胞の老化を標識物質なしで可視化する顕微観察方法を開発した(ニュースリリース)。 細胞の老化は老化現象の元となるだけでなく,癌をはじめとしたさまざまな加齢性疾患…

    2024.12.09

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア