東大,光を当てずアミロイドを壊せる分子を開発

東京大学の研究グループは,光をあてなくても化学励起によりアミロイドを壊せる分子を開発した(ニュースリリース)。

これまで,アミロイドを分解する触媒の活性化には光が不可欠であり,脳深部でのアミロイド分解における課題となっていた。

研究グループは,化学反応によって生じるエネルギーを用いて活性化される分子を開発し,光をあてることなく,アミロイドを選択的に酸素化することに成功した。さらに,この分子を用いることで,Aβアミロイドの細胞毒性を低減できることを見出した。

研究グループは,この研究成果は,多くの人々に平等に医薬の恩恵を届けられる低分子化合物を用いた,神経変性疾患の根本治療戦略の実現に向けた一歩になるとしている。

その他関連ニュース

  • 筑波大,光により睡眠を誘導する薬物の開発に成功 2024年05月22日
  • 神大,深層学習で脳機能画像からマウスの行動を識別 2024年03月22日
  • 理科大ら,光硬化樹脂の窓で脳を広範囲に顕微鏡観察 2024年03月06日
  • 生理研ら,光と機械学習でトラウマの生成機構を解明 2023年10月10日
  • 京大ら,瞳孔の大きさから実行機能の向上を検証 2023年07月13日
  • 筑波大ら,VR×視線追跡の認知症検査への有用性確認 2023年03月10日
  • 岐薬ら,脳発達に影響する物質のイメージング法開発 2022年12月21日
  • 東北大,脳内環境の光ファイバーでの読み出しに成功 2022年11月25日