ウシオ電機は,同社代表取締役会長の牛尾治朗氏が,5月12日をもって代表取締役を退任したと発表した(ニュースリリース)
なお,この人事は本人からの申し出により同日開催の取締役会において決議されたもので,牛尾氏は代表取締役退任後,同日付けで同社取締役相談役に就任した。
同氏は1931年2月,兵庫県生まれの89歳。1953年3月に東京大学法学部政治学科卒業後,同年4月に東京銀行に入行。その後,カリフォルニア大学大学院留学を経て,1964年にウシオ電機を設立した。
以来,57年にわたって同社の経営を牽引してきたが,継続的な企業価値向上に向けた事業基盤の強化や新規事業の創出といった取り組みが進む中,信頼に足る体制が整ったため,自身は新たな立場から成長を支えたいとの考えから,今回の決断に至った。
今後はこれまで培ってきた経験を活かし,同社経営をサポートしてくとしている。